医療コラム/塩谷郡市医師会

塩谷郡市医師会のリレーコラム。毎回テーマを変えて各分野の話題をご提供

第15回「施設サービスを上手に利用しよう」

0

     特別養護老人ホーム「つきみの里」 理事長 家守美由紀(さくら市)

     介護保険では様々なサービスやメニューが用意されていますが、その中にショートステイというサービスがあります。ショートステイは短期間施設に泊まって利用するサービスです。介護や支援を行ってもらえる「宿泊施設」とイメージすると分かりやすいかもしれません。

     ここで、介護保険のサービスを利用しながら在宅介護を続けている64歳のSさんの例をご紹介します。Sさんは92歳のお義母さんと二人暮らしです。お義母さんは要介護4で、食事、お風呂、トイレなど生活全般に介護が必要です。Sさんは平日の3日間に短時間のパートの仕事をしているので、その間お義母さんはデイサービスを利用しています。また週末は毎週2泊3日でショートステイを利用しています。Sさんは週末はご自分の趣味の時間やお孫さんのお世話など、介護から離れる時間を持ちながら10年近く在宅介護を続けています。

     ショートステイの一番のメリットは介護者の負担が軽減されることです。介護者が休息を取り、日々の介護による疲れやストレスを解消することは、在宅介護を続けるためにも大切です。また、仕事をしながら介護をしている人もショートステイを利用すれば、平日は仕事に出かけ、休みの日は自宅で介護ができるようになります。

     在宅介護を長くつづけるためには、家族だけで無理をせず、上手に施設サービスを利用して、ご自身のケアも忘れないようすることが肝心です。

     また、「家」から住む場所を「施設」に移して利用する施設サービスもあります。施設サービスは介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や介護老人保健施設など介護保険を利用した「施設サービス」と、有料老人ホームや高齢者専用賃貸住宅などの「高齢者の住まい」としてのサービスもあります。入居できる年齢や条件、費用などはそれぞれ異なりますので、担当のケアマネージャーに相談しながら、実際に施設に足を運び見学や説明を受けてじっくり選んでください。



    categories

    selected entries

    archives

    search this site.

    others