医療コラム/塩谷郡市医師会

塩谷郡市医師会のリレーコラム。毎回テーマを変えて各分野の話題をご提供

第11回 ケアマネージャーの仕事とケアプラン

0

     ケアサポートまもる 井上冨美子

     介護保険制度が発足して18年がたちました。高齢化社会を迎え介護保険に対する関心は年々増えてきていますが、さて介護保険制度とはどのようなものなのでしょう。

     介護保険制度の目的は「その人の持っている残された機能を活用しながら自立した日常生活を居宅において継続する」と謳っています。

     ここで、介護保険を上手に利用しながら、今も生き生きとお元気に在宅生活を続けられている方をご紹介します。

     Sさんは独り暮らしの93歳です。十数年前、遠方に住んでいる娘さんから「年をとってきた一人暮らしの母親のことが心配なので介護保険を利用できないでしょうか。」という相談のお電話がありました。早速Sさん宅に訪問しお話を伺ったところ「持病の腰痛が出てきて重いものを持つことや買い物に出かけることが大変になってきた。」という内容でした。そこで介護保険の認定を受けるよう勧め手続きをしました。約1か月後に市役所から「要支援2」の結果通知が届きました。早速ヘルパーさんが訪問し、Sさんが困難な買い物や布団干し、ストーブの灯油を入れるなどの生活支援が開始になりしばらくの間安心した生活を送っていました。しかしその後腰痛が更に悪化したのをきっかけに歩くことやお風呂に入ることが困難になり始めたのです。そこでデイサービスでお風呂の支援や歩行訓練などのリハビリをうけるようになり、デイサービスの生活にもすっかり慣れてきました。そして90歳を超えた今もデイサービスやヘルパーの支援、ショートステイなどを組み合わせながら在宅生活を続けられています。

     ケアマネージャーは、在宅で暮らしている高齢者の心身の状況、生活状況などを詳しく伺い、在宅生活を継続するためにどのような支援が必要かを把握したうえで介護保険サービスや地域の様々なサービスを専門的な意見から提案し繋げています。生活への支障や不安を感じ始めたら、先ずケアマネージャーに相談してみませんか。



    categories

    selected entries

    archives

    search this site.

    others