医療コラム/塩谷郡市医師会

塩谷郡市医師会のリレーコラム。毎回テーマを変えて各分野の話題をご提供

第15回 子どもの近視 

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    かとう眼科 院長 加藤 健(さくら市)

     子どもの近視、増えていますよね!昔と比べたら、車社会の発展や屋外活動も減って筋力が低下していること、食生活が変わり固いものを食べる機会が減り噛むことが少なくなったために骨格や顔貌が変わってきたことなど、それらと同じように近視人口の増加や低年齢化も現代の社会に即した身体の変化と言えるでしょう。パソコンやスマホ、ゲーム機器等、環境の変化によって年々と顕著になっていますし、社会の変化によるごく普通、当然のことで、それに逆らうことは難しいですよね。科学や技術の進歩による弊害とも言えますか!?

     しかし、そう悪いことばかりではないのでは?遠くを見る必要性が減って近くを見る時間が増え、近視化は必然的な変化で今の時代近くを見ることの方が大事なのかもしれません。発想を転換して、そう悲観的にならずにうまく付き合っていきましょう。遠くを見る時は必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズを使えば良いでしょう。ではいつごろから眼鏡を掛けるか?決まりはありません。基本的には本人が不便を感じたら!で良いと思います。席を前の方にしてもらい見えるのなら必要ないでしょう。学年や状況によって様々ですので個々に応じた判断が必要になります。眼科で検査を受けて先生と相談して決めましょう。コンタクトレンズも何歳からOK!という基準はありません。一般的に中学生になると使い始めることが多いようです。眼鏡、コンタクトレンズも進歩していますがきちんと管理出来るか個人差が大きいので眼科でよく相談しましょう。バレエ、ダンス、バスケ、サッカー等、眼鏡ではやりにくいケースがあります。スポーツゴーグルもありますが、お子さんによっては小学生でもコンタクトレンズを使用することもありますのでそれもまた眼科で相談してください。

     近視は治ることはありません。大人になればレーシック等の手術もありますが、それまでの間どうするか!?進行抑制に関してはいくつかの方法があり、臨床研究も行われており良い報告もあります。ただし全ての方が対象になるわけではなく保険適用もありません。詳しくは眼科で聞いてみてください。

     さて、まずは目を休めることが大切です。どうでしょう、30分に一度くらいは5分程度の休憩をしてみては? 



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