医療コラム/塩谷郡市医師会

塩谷郡市医師会のリレーコラム。毎回テーマを変えて各分野の話題をご提供

胃がんリスク検診のすすめ(2)

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    花塚 和伸 花塚クリニック院長(さくら市)

    胃がんリスク検診(ABC検診)の注意点
     久々の検診についてのニュースがあります!今年度より新しい胃の検診が塩谷郡市の22町で始まります。これはバリウムを飲まない、血液検査で行う検診です。40歳から70歳までの、5歳刻みの方が対象になっています。胃の健康診断と言って良いでしょう。若々しい胃なのか、疲れやすくて病気になり易い胃なのか、そして胃がんの危険度があるのかを判定してくれる検査なのです。
     ただし、注意点があります。
     
    胃がんの有無、を調べるものではありません。あくまでも胃がんの危険度:胃がんのリスクがあ
      るのかどうかを調べるものです。

     △海譴泙任縫團蹈蟠櫃亮N鼎鮃圓辰燭海箸里覆なが対象になります。除菌済みの方は、既に胃が
      んのリスクがある事は主治医から聞いていると思いますので、この検診は済んでいる事になりま
      す。

     8什漾逆流性食道炎や胃十二指腸潰瘍等で内服中の方は必ず薬の名前を申し出て下さい。検査が
      受けられない場合があります。

     ぐ澆亮蟒僂鬚気譴討い詈はこの検診は適しません。
     タ嬋堊粥米析中、あるいは予備群:クレアチニン3mg/dl以上)の方は適しません。
     Π澆んリスク検診は1回のみ有用です。検診結果で“A”以外(B、C、Dのいずれか)の結果が
      出た方は、内視鏡の可能な医療機関で胃カメラでの精密検査を受け、可能であればヘリコバク
      タ・ピロリ菌の除菌治療を行って下さい。

     Д團蹈蟠歃菌後も胃がんのリスクはゼロにはなりませんので、定期的に内視鏡検査を受けて下さ
      い。

     以上に注意し、1この検診を受け、自分の胃の状態、胃がんのリスクを確認し、結果をホームドクター、もしくは内視鏡の出来る医院にご相談ください。判定結果で一喜一憂せず、リスクに応じた健康管理、内視鏡検査を受けて下さい。早く病気を見つけることが、とても大切です。万一胃がんが見つかっても、早期発見ならばお腹を切らずに胃カメラでの治療により1週間で治ります!胃がんで命の危険にさらされることのないように、ぜひこの検診を活用して下さい!


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