医療コラム/塩谷郡市医師会

塩谷郡市医師会のリレーコラム。毎回テーマを変えて各分野の話題をご提供

第16回「乾く!だけが “ドライアイ”じゃない」

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    かとう眼科院長  加藤 健(さくら市)
     一昔前までは、「“目が乾く”なんて、病気じゃない!」と、眼科医の中でも思われていたほど・・・。しかし、いまや国民病とも、生活習慣病とも言われる“ドライアイ”。ここ数年で確実に増えており、病院に行ってない方も含めると2000万人近くいるようです。最近では、眼科医のみならず、一般の方にも注目されるようになってきました!?
     私が診察していても、ほとんどの方が「目が乾いている」と言っても過言ではありません。症状がないのは良いことですが、“乾く”だけが症状とは限りません。「ごろごろする」、「疲れる」、「重い・痛い」、「充血する」、「見づらい・かすむ」、「しょぼしょぼする・涙が出る」、「まぶしい」・・・なんてこともあります。どれか当てはまりますか?
     ドライアイは生活習慣とも大きく関わっており、デスクワークが多い人、コンタクトレンズをしている人、車の運転をすることが多い人、空調の効いた部屋にいる人、などは要注意。たまには目を閉じて休息し、意識的にまばたきも多くしましょう!
     また、女性に多く、年を重ねると涙の分泌量や質が低下するので、年配の方に多くみられます。
     その他、まぶたにはマイボーム腺という脂が出てくる管があり、目のふちに出口があります。この脂が涙を蒸発させないように、上から覆っています。出口が詰まるなど、脂の質が低下するマイボーム腺機能不全もドライアイの原因となります。
     最近は、涙の“質”や“安定性”に注目が集まっており、涙の量を増やすばかりではなく、質を改善させる治療薬が増えています。また、目を温めたり、軽くマッサージをしたり、脂を出やすくすることも必要です。
     さぁ、まずはチェック!10秒間まばたきせずに目を開けていられますか?開けていられない方はドライアイかも? その他の症状も含め、何か気になることがあれば、ぜひ眼科でご相談を!


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