医療コラム/塩谷郡市医師会

塩谷郡市医師会のリレーコラム。毎回テーマを変えて各分野の話題をご提供

第4回 塩谷郡市医師会の取り組み

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    塩谷郡市医師会 在宅医療コーディネーター 川島千春

     塩谷郡市医師会では、栃木県からの委託を受け、現在「在宅医療連携拠点整備促進事業」に取り組んでいます。

     「在宅医療」と聞いて、皆様はどのような事を思い浮かべますか?多くの方はきっと、「ずっと診てもらっているかかりつけの先生が看護師さんと一緒に来て診察してくれる」というイメージだと思いますが、実際には、かかりつけの先生以外にも様々な方が関わっています。看護師さんは先生とは別に訪問看護ステーションから来る場合もありますし、お薬は調剤薬局の薬剤師さんが自宅まで届けてくれ、飲み方や管理の方法を教えてくれたりもします。虫歯や入れ歯のケアが必要な時は歯科の先生や歯科衛生士さんが来てくれますし、自宅でリハビリテーションを受けることもできます。ケアマネージャーさんやヘルパーさんの助けを受ける事で、ご家族の負担も減らせます。

     このように「在宅医療」は多くの職種の方が関わるため、お互いに連携する事が重要です。そのために、塩谷郡の4つの市町の担当課が場を設け、医師・歯科医師・薬剤師・訪問看護師・ケアマネージャー・地域包括支援センター職員等で「多職種連携会議」を開催し、職種間の相互理解を深めたり、それぞれの職種で困っている事や患者さんのケースを取り上げ、患者さんにとって一番良いケアは何かを検討しています。

     これから一層社会の高齢化が進んでいきます。入院できる病床の数も限られ、在宅医療を受ける方の方が上回る時代も遠くないようです。医療を受ける側の皆様にも「在宅医療」について知っていただく機会になればと、11月に矢板市、12月にさくら市で市民公開講座を開催しました。私自身まだ先の事と捉えていましたが、この事業に携わり、自分の問題として考えていく事の大切さを感じています。

     住み慣れた地域・我が家で、できるだけ自分らしく暮らすための選択肢に「在宅医療」を加えてみませんか?



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